昆布の効能について

Efficacy

日本の食文化の象徴になるほどの「海藻」は、昔もそして現在も理想の健康食品と言っても過言ではありません。
現代の食生活では肉や加工食品を多く摂り身体が酸性になりがちです。
健康な体である弱アルカリ性に保つにはアルカリ性食品の中でも昆布を食べるのが一番です。

■体内でつくれない無機質「ミネラル」をとることができる

カルシウム、鉄、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、ヨウ素(ヨ-ド)などの無機質は、体の組織を作ったり調子を整えたりする大切な栄養素。
昆布に含まれるミネラルは牛乳の約23倍、カルシウムは約7倍、鉄分は約39倍も含まれている。

《効能》
・カリウムは、過剰な食塩ナトリウムを体外に追い出し血圧の上昇を防ぐ
・血糖値の調整のサポ-ト
骨や血管を強化する(成長期の子ども、骨がもろくなる高齢者や、働きざかりの大人迄)
風邪の予防
・摂取カロリ-を下げるダイエット効果免疫力アップにも

■「水溶性食物繊維」が豊富

食物繊維とは、胃や腸で消化されない食物中の成分で、昆布を煮たときなどに出てくる独特のねばり成分(ネバネバ成分)であるアルギン酸やフコイダンもそのひとつ。

《効能》
・糖質や脂質の吸収を抑えコレステロ-ル値の上昇を抑える
・動脈硬化予防、胆石予防に効果的
・満腹感を長時間感じることができ過食を防ぐ
・高血圧、高脂肪化抑制作用
成人病や大腸がんの予防お通じの改善に効果的

■内臓脂肪の蓄積を抑える色素成分「フコキサンチン」

海藻に含まれる茶褐色の色素成分「フコキサンチン」
硫酸多糖類で粘りがある

《効能》
内臓脂肪の蓄積を抑える
・たまった体脂肪を燃やすたんぱく質の活性を上げる
便秘の解消、善玉菌が増えやすくしたり老廃物の排出や腸の働きを活発ににしたり腸内環境を整える効果
・体を本来の弱アルカリ性の戻す抗酸化作用やがん細胞のアポトーシス(自滅)作用、抗菌作用、胃粘膜保護作用、胃潰瘍治療促進作用等の効果

■うま味成分「グルタミン酸」

うま味があると美味しいと感じられる塩分濃度が低くなるため、美味しく減塩できる。

《効能》
脳機能を活性化させ、認知症の予防効果や記憶力や学習能力などを高くする
・消化吸収を促進、免疫力向上や毒物からの防御に役立つ
・高血圧、脳卒中の予防

■マンニットも豊富

昆布の表面に白い粉としてみられるもの、糖類。
甘味がありグルタミン酸と同じく昆布のおいしさを決める成分。

[参考文献]
一般社団法人日本昆布協会「THIS IS THE KOMBU 昆布」
日経ヘルス2014年8月号、2015年6月号

では、より簡単に昆布の栄養素を摂れるおすすめ商品をご紹介します!

昆布を食べよう!当店のおすすめ商品

Recommendation

とろろ昆布

・細かくすればするほど、とろろ昆布の食物繊維は胃腸に働きかけて栄養素を吸収してくれる
・昆布のなかでも一番簡単に効果が期待できる
・体の中で水分を吸って膨らみ、満腹感を得やすく、食べる量が抑えられるダイエット効果
・腸で水に溶けて、有害物質を体の外に出す働きがあり、便秘の解消に役立つ
・貧血予防、歯や骨を丈夫に保つ
・お子様からお年寄りまで幅広く食して頂けるNo.1

◆どのように食べる?

そのままおやつに、おにぎり、みそ汁、うどんなどに入れても美味しい!

◆どれくらいの量で?

一掴み程度

◆こんな使い方もおすすめ!

炒め物やお好み焼き、煮炊きものやサラダ、 お豆腐、パスタ、浅漬けなどのトッピングとしてもお楽しみいただけます。

当店の上とろろ昆布は、特に細かく食べやすいので
一番におすすめします。

おつまみ昆布と酢昆布

・おつまみ昆布は低カロリ-で食物繊維が豊富、酢昆布は水溶性食物繊維があり、腸内の老廃物を外に排出する働きでお通じが改善し、ダイエット効果が期待できる
・また、硬いので何度も噛む必要があり噛み続けることで満腹中枢が刺激され、食欲を抑えるダイエット効果がある
・コンブの食物繊維と酢は、食後の血糖値の急上昇を防いでくれる

◆どのように食べる?

そのままおやつとして召し上がりください。

◆どれくらいの量で?

小皿一山ほど(三度の食事が大事、食べすぎに注意!)

◆こんな使い方もおすすめ!

酢にコンブを漬けて、一晩置くだけでできる「コンブ酢」がおすすめ。
コンブに豊富に含まれる各種のミネラルやうまみ成分が酢に溶け出し、マイルドでおいしい味になります。
冷ましたコンブ酢ごはんはダイエットに役立ち、日常、普通の酢の代わりに、酢のものやマリネ、サラダなどに使うほか、冷や奴やおひたしなどにかけてもよいでしょう。 ごはんに混ぜ、冷まして食べるコンブ酢ごはんもおすすめ♪

昆布水

「面倒」なイメージのある昆布。身体に良いのはわかっているが…しかし、昆布を水に一晩漬けるだけで簡単にだしがとれるんです!
また、作り置きしておくと、いつでもすぐに使えて便利!
吸い物や味噌汁のだしに使ったり、煮物などの水の代わりに。カレーの隠し味やお好み焼きの生地などにも使えます。
【保存期間の目安】冷蔵庫で1週間程度。夏場などはできるだけ早目に
インスタントラーメンの水の代わりに昆布水を使ったり、炊飯前に小さく2〜3切れに入れてご飯を炊いたり、おやつに1切れ食べたり使い方は様々!
★作り方は、後述の【昆布だしの取り方】を参考に! 

昆布だしの取り方

Efficacy

【使う昆布の種類】真昆布・羅臼昆布・利尻昆布・日高昆布
【基本分量】
だし昆布:10g~20g程度(真昆布・羅臼昆布・利尻昆布・日高昆布)
水:1L

【作り方】

❶昆布の表面を、固く絞ったふきんなどでさっと拭きます。(水洗いはしない)
※表面の白い粉はマンニットという、うま味成分です。
ごしごし水洗いするとうま味成分まで流れ出してしまいます。

❷分量の水に昆布を30分くらい漬ける。
※このままポット等に保管すれば、昆布水

❸中火にかけます

❹沸騰直前で昆布を取り出せば完成。
※鍋の底から小さな泡がフツフツしてきたくらいの沸騰直前で取り出します。
 煮過ぎると昆布のねばり成分が溶け出し風味を損なうので注意しましょう。
※取り出した昆布は、捨てずに保管しましょう。栄養が豊富です。

[参考文献] 一般社団法人 日本昆布協会

昆布の選び方・保存方法

How to choose

【昆布の上手な選び方】
よく乾燥していて肉厚で、香りがよく、緑褐色の艶やかな物が最高の品。
お店で違いを聞いたり味わい、好みを見つけましょう

昆布の表面の白い粉は、汚れやカビではなく、マンニットという甘味のある炭水化物の一種です。
使用する時は固く絞った塗れ布巾で表面をふく程度にしましょう。
【昆布の保存方法】
1. 湿気を避け、乾燥したところに保存します。
2. 15cmくらいの長さに切って、缶やビンなどに入れておくと使いやすくて便利です。
[参考文献] 一般社団法人 日本昆布協会